ひさびさに、ウチの近所の沼に出撃しました。この日は天気が微妙で、雨になっても不思議はない様子。渡良瀬遊水地まで車を走らせ、着いたら雨ではガッカリなので、家から近い釣り場にしたわけです。
ここはあまり釣れる沼ではないのですが、たまには良い型のコイも釣れます。その「たまには」を、いつも期待してしまうんですけどね(^^)
さて、この日の釣りですが・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■2018/10/8(月)くもり 水温23℃
竿は2本で、仕掛けは次の通り。エサは食パン。
①磯竿3号4.5m
・小型のベイトリール
・ライン:ナイロン4号、ハリス:ナイロン3号
・ハリ:チヌスレ6/2本バリ/ハリス長:20cmと15cm
・大型ヘラウキ、板オモリ
・タナ:底
②2.1mリール竿
・スピニングリール/3000番
・ライン:ナイロン5号、ハリス:ナイロン3号
・ハリ:チヌスレ6/1本バリ/ハリス長:20cm
朝6:05、①の竿でウキ釣り開始。
始めてから1時間経過。ウキ近くの水面に浮いたパンの耳(コマセに撒いたもの)は、コイが食べに来ているのだが、ウキには全くアタリ無し。ウキからつながる水底のパンには全く見向きもしてくれない。「浮いているパンはコマセだから食べても安全。ウキの下にある底のパンは危険。わかっているんだから」と、完全にコイに見すかされているようだ。
ならば。人間の知恵を見せようではないか。②の竿を出し、ウキ釣りをしている釣り座から6~7m離れた場所にセット。竿先が岸から少しだけ沼の上に突き出すようにした。そこからまっすぐ下の、岸際の水面に仕掛けを下ろし、パンの耳を付けたハリを浮かせておく。
道糸とハリスをヨリモドシでつなぎ、自作ウキ(小さな発泡材を茶色に塗色したもの)をヨリモドシに引っ掛けただけの仕掛けで、オモリは無しである。これを水面に下ろすと、パンの耳と茶色い小枝のように見えるウキが並んで浮かぶ感じになる。
②の竿をセットしてから、さらに1時間経過した8:00。
来た!ザバッと言う水音がし、
ジージージーとドラグが鳴きラインが出ていく。ウキ釣り竿がファイトの邪魔にならないよう仕掛けを上げてから、アタっている竿に駆け寄る。竿を手にしたときは、かなり沖へ走っている。右へ底へ左へとよく走る。竿でためながら、少しずつ手前に寄せてくる。手前に寄ってくると、今度は手前にあるカカリに突っ込もうと猛ダッシュしてくる。
ブッコミ釣りのように重いオモリを付けていると、魚は常にオモリの負荷を背負いながら泳ぐため、泳ぐ速度にも制限がかかるし、体力も消耗する。しかし、今回はオモリゼロである。魚は泳ぐことに何の負荷もなく、唯一の負荷は、私が竿でかけているテンションのみである。つまり、魚とのタイマン勝負のようなもので、魚の動きがダイレクトに竿に届いてくる。
だんだんと寄せてきて、無事ランディング。75cmのコイだった。
8:40
ふたたび②の竿にアタリ。今度もウキ釣り竿を上げてから、アタっている竿へ駆け付ける。今度は、一気に左の方へ走っている。左の方には他の釣り人がいるので、あまりそっちには行ってくれるなと
「説得」を試み、なんとか右の方へ向きを変えてもらった。心配の無い場所で心置きなくやり合って、ランディング。これは73cmのコイ。
10:10
またまた②の竿にアタリ。今度も一気に左へ走っているが、左の方にいた釣り人はもう帰っているので、そっちへ走ってくれても特に困らない。今回は頼んでいないのだが、右に向きを変えたと思うと、猛スピードで右へ走り出した、こちらもそれに合わせて岸を右へ移動。また右へ走る。こちらも右へ移動。と、ここらで何とか制御できるようになってきて、無事にランディング。83cmのコイだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・・・という釣りでした。
あまり釣れないこの沼では、快挙と言って良い釣果でした。ちなみに、この日はウキ釣りは全くダメで、ほとんどアタリもありませんでした。でも、「ダメな釣り人がウキ釣りをしている。僕らはそんなエサは食べないで、コマセの方を食べるもんね」とコイに思わせるためには
ポーズとして欠かせないウキ釣りだったかもしれません(^^)
オモリ無しの仕掛けでコイをかけると、ファイトの時間は長くなると思いますが、ヤリトリがダイレクトで楽しいですよね。
にほんブログ村