先月(2017年9月)のことですが、その日は雨が心配だったので遠出はせず、ウチの近所の沼でやることにしました。
この日の仕掛けは、竿:4.5m磯竿3号/リール:Penn Peerlessベイトリール/ヘラウキ/板オモリ/長さ20cmと15cmの2本バリ/ハリ:チヌ6号で、ラインは道糸4号/ハリス3号。タナはオモリベタの底、エサは食パンでやりました。
さて、その日の釣りですが・・・
朝5:00、釣り開始。この沼ではかなり珍しいことだが、その第一投でアタリが出る。ウキのボディ近くまで上がる食い上げからスパッと消し込んだ。
合わせるとノッて、一気にリールからラインを引き出して沖へ走る。こちらも体勢を整えてヤリトリを開始する。左へ右へと走り、今度は手前に突っ込んでくる。
そもそも、この沼にはブルーギル(膨大)、ブラックバス(少数)、コイ(もっと少数)、フナ(希少)の4種の魚種しかいないので、少し引き合えば、魚が姿を見せないうちでも、何が掛かったかの魚種の特定は容易である。
この強いヒキは、
コイしかないハズだったのだが・・・。
寄せてきて、タモ入れしてみて
「え?」である。
これは・・・。
この沼には存在しない(ハズの)チャネルキャットフィッシュ(CC)ではないか。しかも、大型サイズ(55cm)である。
そして、その15分後、ウキから目を離していたとき、いきなり竿がひったくられる。が、備えあれば憂いなし。尻手ベルトを付けていて良かったと感じる瞬間である(^^)
尻手ベルトをたぐって竿を手にし、ファイト開始。これもなかなか強い引きだったが・・・2匹続けてのCC。これも同サイズ(55cm)である。
・・・ということで、この沼にいないハズのCC釣りになってしまいました。
この沼は、ですね。
どこの河川や水路にも全くつながっていない、完全な閉鎖水域なんですよね。だから、ここにCCがいるということは、意図的な放流しかありえないのです。
いったい、誰が放した・・・。
しかも、このあたりにCCの生息する水域は無いのですよ。霞ヶ浦あたりからはるばる運んできたのかな、と思います。そして、この沼で繁殖すると、この沼から他の川や沼へCCの不法放流が繰り返され、この地域一帯にさらに広がっていくのでしょう。イヤな感じです。
この沼は、ブルーギル、ブラックバス、コイ、フナの4種しかいないという時点で、もはや何をか言わんやの貧弱な生態系ですが、ここにCCが入ってくるとどうなるか。
不法放流をしたヤツは、「バスも釣れ、大きいCCも釣れる沼になって、ハッピー」ということを考えたのでしょうが、完全な閉鎖水域であることを考えると、そうはならないでしょう。
背ビレと胸ビレに毒のトゲを持つCCは、幼魚の段階で他の魚に捕食されることなく生き残り、そして、成魚になると、ブラックバスよりもずっと強い魚食性を示します。
結果として、CCしか釣れない沼になりそうです。
う~む。それは・・・うれしくありませんねぇ。
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