私が使う釣りのエサは、主にネリエサですが、ときどき食パンを使うこともあります。コイ釣り専門の人でも、食パンを使う人がわりといるようですね。
ですが、面白いもので、パンは場所によって最強のエサだったり最弱のエサだったりすると感じています。一般的に市街地を流れる都市型河川では『最強』、完全な自然河川では『最弱』という感じです。
これは、コイを含め、その場所の魚たちが
パンの味を覚えたかどうかがポイントなのだと思っています。
1.街中を流れる川や都市近郊にある池・沼で、かつ
2.カモなどの水鳥がいて、かつ
3.子供が学校帰り、あるいは主婦が散歩がてらに鳥にパンを撒いてエサやりをする
・・・というような場所では、パンは鉄板 でイケると思います。
一方、霞ヶ浦・北浦では全く駄目でした。何回もトライはしてみましたが、2時間たってもパンはハリに付いたまま上がってきます。コイだけじゃなく、何の魚もほとんど興味を示さないようです。もちろん、霞ヶ浦すべての場所で釣りをしたわけではありませんから、パンが有効なエリアがあるのかもしれませんが、まあでも、総じて霞ヶ浦・北浦でのパンは「最弱」のエサと感じています(^^)
私が良く行くウチの近所の沼も、上記1.~3.の条件にぴったり合致するので、パンはけっこう強いエサです。この沼にいる魚は4種類(コイ・ヘラブナ・ブラックバス・ブルーギル)。この4種類すべての魚種にパンが有効です。
とくに、私が勝手に『西洋ブナ』と呼んでいるブラックバスは動物食系なので、「パンは無いだろう」 と思うのですが、わりとパンを食ってくるんですよね。小魚を追いかけて捕食するより、パンを食べるほうが楽とか、慣れてみたら結構イケるとか、この沼のブラックバスもそういうことを学習したのでしょうね(^^)
さて、エサとして使う食パンの銘柄ですが、コイ釣りの人たちの間でよく聞くのは、まず「超熟」。他には「芳醇」、「本仕込み」あたりでしょうか。私もこの3種類はすべて試してみましたが、問題なく使えると思います。でも、他の銘柄も含め、実際どの食パンがいいのか? これは比較が難しい・・・。
同じポイントで、同じ銘柄のパンを使っても日によって釣果が違いますから、釣れたとしても釣れなかったとしても、そのパンのせいとは言い難いものがあります。
私にとってゲンの良いパンは、とあるスーパーのオリジナルブランドなんですよ。今のところ、一番実績があって気に入っている銘柄です。食パンの銘柄については、釣り人自身の好みとか、ゲンが良いとか、そういった感覚的なもので決めてもよいのではないでしょうかね(^^)