多摩川で、コイが川に沈んだレジ袋に産卵した・・・というニュースをテレビでやっていました。そこで、調べてみたら、レジ袋への産卵は良く知られているようですね。
多摩川はコンクリートで護岸され、コイが卵を産みつける水草が非常に少ない状態です。それで、コイたちは仕方なく水草以外の代替物に産卵しているようです。
こんなサイトがありました。
http://gasagasa.la.coocan.jp/tamagawa-juku/How.to-juku/gakushu.teima/koi.mosamosa/mosamosa.htmlこのサイトの内容を抜粋しますと・・・。、
・多摩川やその支流では、川底のレインコート、ビニール傘、レジ袋などにコイの卵が産み付けられているのが良く見つかる。
・水草の無い環境では、流れの緩い場所にある、柔らかい「モサモサ」したゴミが水草代わりの産卵場所となる。
・水草の代わりに卵が産み付けられるものベストスリーは、第3位:ブルーシート(劣化してモサモサになったもの)。第2位:モップの先。そして、第1位は:レジ袋。
レジ袋が、代替の産卵場所として最強のようです。レジ袋、素晴らしい(^^)
卵の産み付けられたレジ袋を少しだけ持ち帰って水槽に入れれば、孵化~稚魚の飼育まで自分でできるようです。東京狛江市の小学生たちも、やっていました。
多摩川に限らず、コンクリート護岸されて水草が非常に少ない水域は、どんどん増えています。その最たる水域は、霞ヶ浦・北浦ではないでしょうかね。チャネルキャットフィッシュ(CC)が過剰に個体数を増加させている背景は、CCが魚食性が強く、他の魚の稚魚や卵を捕食するというだけでなく、産卵場所の減少により、コイ・フナが個体数を減らしているから・・・という状況もあると思います。つまり、CCが個体数を増加させ、コイ・フナが個体数を減少させる、結果としてCCが数的に優位となるというわけです。
レジ袋に石でも入れて、岸寄りにポンポンと沈めれば、それだけでコイ・フナのいい産卵場所になりそうです。水草を植え込むのよりはるかに簡単なので、霞ヶ浦・北浦でも漁協とかで、やってみたらいいのにと思いました。
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