タモの網というのは、水に浸かり干され紫外線にさらされることでどんどん劣化して行くもので、まあ消耗品ですよね。釣り竿などと違い、丁寧に扱ったから長持ちする、というものでもありません。そこで、網だけを交換できるよう、替え網というのが売られています。
私がいくつか持っているタモにも、網が老朽化してしまったものがあったので交換することにしました。
4つ折にできたりする一般的なタモ枠の場合、枠の一ヶ所に外せるところがありますから、そこから新しい網のヘリを通していけば、それだけでOK。簡単に網の交換ができます。
ところが・・ですね。
私が網を交換しようと思った、このタモ枠には外せる部分が無いんです。ワンピース型とか呼ばれる枠なんですが、いざ交換しようと思って、「はて、これは一体どうやるんだろう??」と思いました(^^;
まあ、でもとりあえず、古くなった網を枠からすべて切り取って、外します。すると、太い枠とは別に、針金の細い枠がありました。
そして、この細い枠の一ヶ所は、外れるようになっていました。
なるほど、これで取り付け方がわかりました。
つまり、このワンピース型のタモ枠への取り付け方法は、
①細い枠の一ヶ所を外す
②そこに新しい網のヘリを通す
③すべて通し終えたら、外した箇所をつなぐ
④この細い枠を、網のヘリとともに太い枠に結びつけていく
・・ということ、でした。
そこで、このように作業を進めていきます。
この作業の中で、一番時間がかかったのが『④この細い枠を、網のヘリとともに太い枠に結びつけていく』という工程です。
なかなかに細かく根気の要る作業です。今回はタコ糸を使用して結び付けていきました。初めのうちはなかなかうまく結べず、てこずりましたが、後半は手慣れてきて、スピードも上がってきました(^^)v でも、やり終えるのに1時間近くはかかりました。
単調な作業ではありますが、結び目の絞り方や決め方に少しコツがあり、それがわかってくると結構楽しい・・ちょっと、伊豆の漁師さんにでもなったような気分が味わえました(^^)
そして、できあがりです。
今回はナイロンの網に交換したのですが、私は、ヨリ糸のしなやかな網の方が好みなので、やり方も会得したことですし、また近いうちに網を交換したくなるかもしれません(^^)
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