海水魚飼育も私の趣味の一つなのですが、海水魚にはオスとメスでとても体の模様が違っているものがいます。たとえば、ヤイトヤッコという魚です。
写真1:ヤイトヤッコのオス
写真2:ヤイトヤッコのメス
この魚は、キンチャクダイと呼ばれる魚の仲間です。キンチャクダイは大型になるポマカントス属、中型のゲニカントス属、小型種のケントロピーゲ属の3属に分けられますが、その中のゲニカントス属の魚です。ゲニカントスの仲間にはオスとメスで模様が違うものがワリと多いのですが、この魚は、オスとメスであまりにも模様が違うので、当初は別種の魚だと考えられていたくらいです。あの・・海水魚ブログにするつもりは無いので、この話はこの辺までにしておきますね(^^;
さて、淡水魚はというと、ここまで極端ではありませんが、でも、婚姻色が出ている時期のオイカワやウグイのオスはとても派手で、オス・メスを間違えようが無いです。また、タナゴも同様に、オスには婚姻色が出て、はっきり見分けがつきますね(^^)
一方、オス・メスに目立った特徴が無く、見分けがつきにくい魚もいて、鯉などもその代表ですよね。
そこで、調べてみました。
養鯉業関係のサイトを参考にさせてもらいましたが、まとめるとこんな感じです。
<鯉のオス・メスの見分け方>
オス・メスを見分けるには、3歳以上、できれば4歳以上の鯉であること。
【オス】
・胸ビレが大きく、スリムなものはオス。
オス鯉は野球のバットのような体形。上半身がやや太めで、下半身にかけてすらっとしている。
・春になって、胸ビレの付け根やエラブタのあたりがザラついている鯉はオス(追星が出ている)。
・肛門の辺りを押して、精子が出たらオス。
・池から網ですくおうとして、激しく暴れてなかなかすくえないのがオス。
【メス】
・胸ビレが小さく、ふっくらと見えるものはメス。
上から見て頭部がやや細めで、中央部が膨らんで体幅がある。横から見て下腹部がふくよかである。
・水温が高くなる時期に、急に太る鯉はメス(卵を持っている)。
・池からわりと簡単にすくえるのがメス。
釣りをしていて、同じサイズのコイでも引きの強いもの、あまり強くないものがいます。個体差、水温などによる活性の違い、棲んでいるところが流れの強い場所か止水域か、養殖ゴイと野ゴイの違い、栄養状態の違いなど、色々な要素があるかもしれません。
でも、引きの強い弱いには、オス・メスの違いもあるのかもしれないなぁ・・・と、思いました。
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