寒くなりましたね。
「コイ 水温8 冬眠」というキーワードでネット検索をすると、おもに養鯉業者のサイトですが、たくさんのサイトがヒットしてきます。
『コイは水温8℃以下で冬眠に入る』・・・これは、ほぼ確定している見識のようです。
しかし、5~7℃の水温で、コイが続けてアタってきた経験があります。だから飼育下ではない野生のコイは8℃を切っても活動していると思われます。とはいえ、低水温はコイ釣りには厳しいのも確か。
まあ、ダメもとの釣行ですが、年末~年始にかけて、風が穏やかな日を選んで、ウチの近所の沼に何回か出撃したので、まとめて書きますね。
水温はどの日も6~7℃でした。仕掛けはすべて同じです。
仕掛け:
・磯竿2号3.6m
・スピニングリール(3000番)
・ライン:ナイロン4号、ハリス:ナイロン3号
・ハリ:チヌスレ6号の2本バリ
・エサ:食パン
・ヘラウキ
・ナツメ1号オモリ中通し
・タナ:底
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■2023/12/30 晴れ 水温6℃
13:00 開始。
13:30 前触れアタリの後、5目盛りからスーッと消し込む。合わせるとノッた。あまり走らず、しばし引き合っていると、水面に顔を出した。
62cmのコイ
この日はこの後、3回ほどアタリがあったが、いずれも空振り。
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■2024/1/2 晴れ 水温7℃
13:00 開始。
13:40 2目盛り入っていったん止まり、そこからスーッと消し込む。ノッた。竿下で引き合うが、右へ走りだす。ジーーーッとドラグが鳴り、ラインが引き出されていく。低水温をものともしない走りである。向きを変えて手前に突っ込んでくるので、沖に出すようにして、沖でやり取り。そこからはわりと素直に寄ってきた。
60cmのコイ
14:00 2目盛り入り、ゆっくりと右へ横引き。これもノッた。いったん沖に向かって走ったが、まもなく寄ってきた。
45cmの白写り(ニシキゴイ)
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■2024/1/5 晴れ 水温7℃
12:15 開始。
13:15 ふと竿から目を離した時、ガタンという音が。
竿先が水中に引き込まれ、竿を持っていかれそうになる(ちゃんと尻手ベルトを付けているので安心(^^))。
あわてて竿を握ってあおる・・・が、ノらず。エサだけが取られていた。こちらの注意がそれた瞬間を察知する能力といい、エサだけ取っていく手際といい、天才か(^^;
13:35 5目盛りからスッと消し込む。今度はノッた。一気に沖へ走る。走りが止まらず、ジージーとラインを引き出していく。向きを変え左へ走ったところで走りが止まる。そこからはゆっくりと寄せてきて、無事ランディング。
70cmのコイ
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■2024/1/6 晴れ 水温6.5℃
12:00 開始。
12:30 3目盛り入るが、そこで止まる。
13:00 スッと3目盛り入る。今度はノッた。しばし竿下で引き合うが、沖へ猛ダッシュ。ラインが勢いよく引き出されていく。沖で引き合い、少しずつ寄せてきた。
60cmのコイ
この日は、これ以降はまったくのノーアタリ。
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・・・という釣りでした。
コイが冬眠に入る水温8℃を切った水温でも、わりと釣りになりました。まあ、タマタマなのかもしれませんが(^^)
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by kawataroo
| 2024-01-07 00:00
| コイ
渡良瀬遊水地のレンギョシーズンが終了したので、今年もまたダントウボウに挑戦です。去年は釣れませんでしたが(2022年の記事「
ダントウボウを釣りたい」)、今年はどうか。
ということで、釣友のTさんと霞ヶ浦(西浦)に出撃することにしました。
仕掛けは下記のようなものです。
私の仕掛け:
●1本目(ウキ釣り)
・磯竿3号4.5m、小型のベイトリール
・ヘラウキ、丸1号オモリ
・ライン:ナイロン4号、ハリス:PE3号
・ハリ:鯉バリ10号の2本バリ仕掛け
・エサ:鯉のぼり・鯉ごころ・みどりのブレンド
・タナ:1m70cm。オモリベタでの底釣り
●2本目(投げ釣り)
・2.1mリール竿、スピニングリール
・ナツメ5号中通し
・ライン:ナイロン5号、ハリス:PE3号
・ハリ:チヌ6号の1本バリ/オカルト仕掛け
・エサ:粒鯉
Tさんの仕掛け:
・4.5mのべ鯉竿
・大型ヘラウキ
・オモリ:中通し/板オモリ
・ライン:ナイロン8号、ハリス:PE1.5号
・ハリ:鯉バリ10号の1本バリ/オカルト仕掛け
・エサ:グルテン
・タナ:オモリベタではなく、ハリだけを底に着けるバランス仕掛け
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■2023/11/4 晴れ 水温19℃
去年の同じ時期(10月29日)は、水温15℃だったので、今年はかなり暖かい感じ。
6:10 釣りスタート。
6:20 Tさんも到着し、釣り開始。
私は、ウキ釣りと投げ釣りの2本立て。投げ釣りの方は、5号オモリのオカルト仕掛けで25mラインにキャスト。Tさんはウキ釣りのみ。
6:40頃から、ウキが動き始める。
7:00 Tさんが竿を絞る。これは霞ヶ浦レギュラーメンバーのCC(チャネルキャットフィッシュ)50cmだった。
8:00 Tさんにヒット。これは・・・狙いのアイツだ! 抜きあげてバラしてはつまらないので、タモ入れする。ダントウボウ(30cm)だった。ところが、フラシにTさんが魚を入れ、着水させた瞬間、なんとジャンプして逃亡。ああ・・・
残念だが、気を取り直して、釣り再開。
その一投目、Tさんに再びヒット。これもダントウボウ(30cm)だ。こんどは注意してフラシに入れる。
8:30 1目盛入り、戻し、また1目盛入る。合わせるとノッた。下には突っ込まず、横に高速で走り回る。これは・・・。
私も、ダントウボウ(33cm)をキャッチ。
9:30 Tさんにヒット。大型のダントウボウ(39cm)
9:45 投げ釣りオカルトにアタリ。結構強い引きで、なかなか姿を見せない。また何度も首を振るようなアクションが入る。「んん?」と思ったが、これは55cmのCCだった。
10:10 スッと2目盛入り、2匹目のダントウボウ(33cm)
12:10 お昼ご飯のカップ麺を食べている最中、投げ釣りオカルトにアタリ。背中で「ジージージー」と鳴り、ラインが引き出されていく。竿を手にしてヤリトリ。これもけっこう良い引きだったのだが、近くに寄せてきて驚いた。
この日の最大サイズ、43cmのダントウボウだった。
投げ釣りオカルト&動物系のネリエサだったので、ダントウボウが掛かってくるとは、意外だった。釣り座に戻ると当然、カップ麺はのびていたが、まあ嬉しさの方が大きい(^^)
13:15 ツッと1目盛入り、4匹目のダントウボウ(35cm)
一方、Tさんの方はというと、この日、一気にダントウボウ釣りの才能を開花させ、3連続を含む合計8匹を納竿までにキャッチ。バシバシと釣り上げ、ダントウボウ名人と化していた。
13:30 Tさんが合わせると、根掛かりのように竿が曲がり、その根掛かりがごくゆっくり浮上してくる。「う・・・これは」 やはり、アカミミガメ20cm。
霞ヶ浦本湖では、めったにカメは釣れない。水際が垂直になっているコンクリート護岸で、カメが上陸できる場所がほとんど無いため、生育場所として適していないからだろうと思われる。しかし、それでも多少なりと上陸できる場所があると、やはりカメは棲息しているようだ。
13:45 納竿するため、投げ釣りオカルト竿のリールを巻いてくると、何か小さな魚が付いている。これはカマツカ(7cm)だった。レアな魚だ。
この日の釣果は、下記のとおり。
私 :ダントウボウ×4(33~43cm)・CC×2(55cm・5cm)・カマツカ7cm
Tさん:ダントウボウ×8(30~39cm)・CC(50cm)・ボラ25cm×2・アカミミガメ20cm
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・・・というわけです。
念願のダントウボウを捕まえました。
ダントウボウの印象は・・・
●アタリは小さい(でもわりとクッキリしたアタリ)
●掛かると、あまり下には突っ込まず、横方向に高速で走る感じ
●口が弱いので、抜きあげると外れる恐れあり。タモ入れするのが安全
●投げ釣りオカルトでも釣れる(^^)
・・・という感じを受けました。
なお、Tさんは大きい2匹を持ち帰りとし、「味はとても良いのだが、小骨が多いのが問題。頑張って調理してみる」とのことでした。
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仕掛けの交換が楽なので、私はよくスナップを使っています。ところが、スナップは思ったより強度が低く、「大きな魚が掛かったとき、ラインは大丈夫だったのにスナップが外れた」といった話を何度か耳にしたことがあり、私自身も以前、根がかりのときスナップが外れてしまったことがあります。
おそらく、外れてしまうスナップはこれらの種類です。
左側のスナップをセフティースナップ、右側のをラウンドスナップと呼ぶようです。昔使っていたもので、袋はありませんが、どちらも強度は6.5kgくらいです。
細仕掛けの小物釣りなら問題になりませんが、仮にナイロン4号のラインを使うと、ラインの強度が7.3kgくらいなので、目一杯に強く引き合うとスナップが負けます。
スナップの号数を上げれば、強度は上がりますが、スナップだけゴツいのも仕掛けのバランスが悪いです。そこで、同じくらいのサイズで強度の高いスナップが良いです。私はもっぱらこのタイプのものを使っています。
インターロックスナップと呼ぶようですが、これなら強度19kg。ナイロン12号の強度が18kg、14号が20kgくらいなので、それらのラインを使っても大丈夫そうな強度です。私がレンギョ釣りで使うラインはたいていナイロン4~5号なので、強度において全く問題がありません。
もっと強度の高いスナップもあって、これです。
エイトロックスナップです。6個入りで170円だったので、少々お高いですが、強度は44kgもあります。
ちなみに、ヨリモドシ(スイベル)の強度はすごいですね。これとか、強度91kgです。
というわけで、大物釣りでもヨリモドシ(スイベル)の強度は、ほぼ気にする必要が無く、スナップを使う場合において、セフティースナップとラウンドスナップは存外弱いので注意が必要といったところかと思います。
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レンギョもコイもけっこう釣ってきましたので、その経験から気づいたことを書いてみたいと思います。
合わせが決まって、ハリ掛かりした後の走りについて、スピードがあるのはレンギョの方だとか、持久力があるのはコイの方だとか・・そのあたりの話はよく耳にします。
しかし、この両者にはもっと大きな違いがあるように感じています。
渡良瀬遊水地では2016年から、水草のヒシが繁茂するようになってしまい、それ以降は、ヒシのある中でのレンギョ釣りになりました。
その釣りから感じたことは、「レンギョはオープンスペースに逃げる」ということです。
以前、レンギョが掛かっても、ヒシに絡まれてバラシ、あるいはライン切れになって逃げられてしまうというパターンが何度かありました。その時の釣り場の状況は次のような感じです。
ヒシの切れ目に釣り座を構えていたので、ハリ掛かりしたレンギョはオープンスペースを通ってまっすぐ沖に向かいます。そうすると、沖にもヒシの生えていない大通りが左右に通っているので、そのオープンスペースを右か左に向かいます。
この状態で、レンギョと引き合うと、次の図の青矢印の方向に引くことになるので、確実に大きなヒシ群を巻き込んで根がかりになってしまうわけです。
しかし、去年と今年はさらにヒシが増えたため、岸から10~15mラインにヒシが切れ目なく繁茂しています。このとき、ハリ掛かりしたレンギョはどう走るかというと、次の図のような感じです。ヒシの手前に沿ってオープンスペースである所を右か左に向かいます。
ヒシの中に意図的に飛び込みたくはないようです。
一方、コイですが、ハリ掛かりしたとき、「カカリに駆け込もうとする」意志を明確に感じます。
・沖に向かって走りラインを引き出させた後、岸に向かって猛スピードで戻ってきて、カカリに入られる
・カカリのある方から引き離しても引き離しても、カカリに向かおうとする
など、ずいぶん経験しています。
ヒシのある所で、コイがかかると、間違いなく次の図のようになると思います。
あるいは
・・・というわけで、次のような結論に至りました。
レンギョ(ハクレン):オープンスペースに逃げる
コイ:カカリのある所に逃げ込む
レンギョは、自身の遊泳力に自信があり、その力にまかせてラインを引ききろうとするような戦法です。よって、オープンスペースに走るのでしょう。大陸的な魚という感じがします。コイは、狭い所に逃げ込んで難を逃れようとする戦法で、大陸的というより、日本的な魚という感じがします(^^)
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久々に、ウチの近所の沼に出撃しました。日中は暑いので、夜釣りです。
この日の釣りは・・・
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■2023/8/12 晴れ 水温30.5℃
仕掛け:
・磯竿3号4.5m、小型のベイトリール
・電気ウキ、1号オモリ
・ライン:ナイロン4号、ハリス:ナイロン3号
・ハリ:チヌスレ6号の2本バリ仕掛け
・エサ:6枚切りの食パン×2枚
・タナ:1本半(1m50cm)。オモリベタでの底釣り
17:45 まだ明るいうちに、釣りスタート。
コマセとして、チヌ用のコマセエサを投入。これはウェットタイプなので、底に沈んでいく。
18:10 太陽が山の端に沈むが、まだ明るさが残っている。
19:00 ウキの目盛りが見えなくなり、電気ウキをセット。
19:35 それまで全く動かなかったウキが、大きく食い上げられ斜めにスウッと入る。合わせるとノッた。魚は竿下から動かず、まるで根掛かりのようである。その根掛かりが手前にゆっくりと寄ってくる。
しかし、そこから一転、沖へ向かって走り始める。ドラグはきつめに締めているが、すごい勢いでラインが引き出されていく。
いったん沖へ出た後、方向を転じて、左へ左へと走り、今度は手前に突っ込んでくる。その先には排水パイプが垂直に立っていて、そこに絡まれたくはない。しかし、無理に止めるとラインが切れるのは間違いないので、ぎりぎりのテンションで引き合う。
良かった。沖へ出てくれた。沖でやり取り。しかし・・・重くて強い引きだ。
手前に寄せてきたが、暗くてタモ入れができない。外灯の灯りが届くところに移動し、ようやくタモ入れに成功。
減水しているせいで水面まで1m強あるので、タモを垂直引き上げ・・・重い(^^;
81cmのコイ。しっかり口にフックしていた。20分近い、タフなファイトだった。
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・・・という釣りでした。
ここはあまり釣れる沼ではないのですが、たまには良い型のコイも釣れます。その「たまには」が、今回でした(^^)
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by kawataroo
| 2023-08-15 00:02
| コイ